1986年 No.19 活動報告

昭和61年10月~昭和62年1月
1986年10月10日
山サイ研集中ラン「雲取山・鷹ノ巣山」

車種:アマンダ・パスハンター
同行:坂田氏(集中ラン:須山・鹿島・内田・石井・長嶺・佐宗・山本・松田各氏)
天候:晴れ

この日は最初からツイていなかった。
奥多摩駅からわずかに進み、日原林道入口でヘッドランプを忘れたことに気づくも時すでに遅し。ここで、夜が明けるまでタイムロス。
明るくなってから日原林道を進み、大ダワ林道の入口まではとても距離が長く感じられ、少し嫌な予感。
すっかり気分が落ち込んだ状態で大ダワから担ぎを交えて雲取山に到着するも、集中時間が迫っていたのでそのまま石尾根を下り始めた。
山サイ研の集中ラン、集合場所となる鷹ノ巣山避難小屋までは順調に下り各氏と合流。
鷹ノ巣山へ担ぎ上げ、榧ノ木尾根を下り始めるも・・・あれ?
デュロマックスのオープンサイドが切れて見事にバースト。
するとすぐさま、リアディレーラーのプリーが脱落してしまった。
二進も三進もいかなくなり、チェーンを詰めて何とか下り出すも、タイヤの空気が甘く、またやりそうだったので、ここは思い切って自転車を片手に全力で走り出すことに。
もう焼けくそ。
みなさん、あの時はご迷惑をお掛けしてすいませんでした。

以下、須山氏の記録より。

みんなでガンをつけていたタイヤがついにパンクした。
おまけにリアディレーラーまで壊れてしまった。皆で大騒ぎしながら修理するうち、あたりはもう薄暗くなってきた。
空に残光があったが、すでに径も定かには見えなくなった。
その森を自転車集団が走り下る。
ちょっとファンタステッィクな情景である。
転倒者続出、絶叫と笑い声が響き渡る榧ノ木尾根であった。

(コース)
奥多摩駅-日原-大ダワ-雲取山-石尾根-鷹ノ巣山避難小屋13:00/14:40-鷹ノ巣山15:00-榧ノ木尾根-倉戸山17:00/17:15-熱海17:40-奥多摩駅

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1986年10月31日(夜行)~11月1日
「徳本峠」

車種:アマンダ・パスハンター
同行:なし
天候:曇り-小雪

今年2度目の徳本峠行き。雪の心配をしつつ新島々へと向かった。
島々から林道を快調に飛ばし、終点から山道へと進んでいく。
大した苦も無く岩魚留小屋に到着、ここまでは雪と無縁の世界だ。小休止の後、沢沿いからつづら折れの道を担ぎ上げていく。
ここで積雪は5cm程度。
ひと汗かいた頃、徳本峠に到着。
雪の穂高連峰を期待したが、雲が厚くかぶって何も見えず。
そのまま明神へ下り、松本へ一目散。
上高地側の積雪は5-10cm程度だった。

(コース)
松本駅-新島々-島々谷林道-林道終点-岩魚留小屋-徳本峠-明神-上高地-松本

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1986年11月24日
「道遊会・山サイ研・トライアルコンペいわき」

車種:アマンダ・パスハンター
同行:20名
天候:晴れ

下りの弱さを暴露。
めでたくブービー賞をいただいた。
喜んでいいのか悔しがるべきか・・・。

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1986年12月31日(夜行)~1987年1月1日
「元日ラン・二十曲峠・鳥居地峠」

車種:アマンダ・パスハンター
同行:坂田氏
天候:快晴

東桂までは車で移動、久しぶりのカーサイクリングとなる。
峠までの鹿留林道は10-15cmほどの新雪で真っ白。しかし、ここは楽な上りなので乗車したまま距離を稼いでいく。
途中、熊の足跡を見つけてビビったが無事、峠に到着。
元日のご来光と富士山のなんて美しいこと。
昨年は陣馬山でお茶を濁したんだっけ。
明るくなり、峠から山中湖側に下るが、一面スケートリンクのような氷に覆われている。
乗って転倒。
押して転倒。
鳥居地峠への登路は五万図によると破線になっているが、実際は全線舗装の林道だ。そのまま難なく峠着、北面の林道から東桂へと戻ったのであった。

(コース)
東桂-鹿留林道-二十曲峠-忍野-鳥居地峠-富士吉田-東桂

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1987年1月5日(夜行)~1987年1月10日
「九州・不土野峠・椎矢峠」

車種:アマンダ・パスハンター
同行:なし
天候:1/7 快晴 1/8 晴れ-曇り 1/9 雪

この旅、九州まで丸2日かけて輪行するも、降雪のため走れたのは1日半のみ・・・。
九州中部の小さな町、湯前から最初に目指すは不土野峠。県道だが林道のような道。そうは言っても九州の道だろ?と思ったのが間違いだった。
とんでもない急坂、そして沢を全て忠実に巻いて上るからたまらない。
夜叉神よりもきついな・・・。
そう呟きながら上ると峠に到着。
「上りきつけりゃ下り最高」とばかりにご機嫌なダウンヒルを楽しみ、一気に日本の秘境と言われる椎葉村へとたどり着いた。
上椎葉。
時刻は14時。
「うん、これなら行ける!」
気持ちを高めて、さらなる高み、椎矢峠に向けてペダルを漕ぎだした。
この峠は林道自体が40kmと長く、なかなか厄介な感じもするが、それでもツーリングの初日とあって脚は絶好調。
結局、上椎葉から2時間ほどで薄っすらと雪化粧した峠に到着し、夕刻迫る林道を矢部町へと下っていった。
この日、矢部町のバスターミナルの小さな待合室で寝るも、夜半から大雪となり、翌日には電車やバスが運休するほどの状況となってしまった。
「これでは走れないな・・・」
残念だが、ここで敢えなく撤退。
熊本までバスで戻り、東京に向かって列車に乗り込んだのであった。

(コース)
湯前-古屋敷-不土野峠-上福良-上椎葉-椎矢峠-内大臣-矢部(泊)

この旅で一番の収穫は「青春18きっぷ」を使い、往復で8千円ほどしか交通費が掛からなかったことだ。
【往路】
東京23:25-大垣6:58/7:07-彦根7:55/8:08-姫路10:55/11:01-岡山12:28/12:45-下関19:21/19:24-熊本23:34(泊)
熊本6:49-八代7:27/7:52-湯前9:57
【復路】
熊本9:25-博多11:22/11:27-門司12:55/13:01-下関13:08/13:18-広島17:00/17:13-岡山20:01/20:15-姫路21:39/21:40-京都23:53(泊)
京都5:29-米原6:40/6:48-大垣7:26/7:43-熱海12:59/13:20-東京15:12
(18きっぷの使用枚数は4枚)

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